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適切に使用しないと危険!!ドッグフードの療法食とは?

ドッグフードの療法食とは?

療法食とは、特定の病気や病態において使用されるドッグフードのことです。

病気の多くは、栄養、すなわち食事やサプリメントの調整が、非常に重要だと考えられています。

つまり、それぞれの病気に合わせた食事管理を行うことで、病気からの回復を早めたり、あるいは完治しない病気であっても、延命させたり、生活の質をよくしたりすることができるようになります。そのための食事が療法食なのです。

療法食には、特定の病気専用に開発され、アレルギー性皮膚炎や慢性腎疾患、尿路結石症など、様々な病気に対応したものがあります。さらには、同じ病気の療法食でも、味や病態の程度に合わせていくつかの種類があります。

また、療法食は、別名「処方食」と呼ばれ、総合栄養食ではないため、その使用にあたっては、専門的な知識が必要です

間違った使い方をすると、病気を改善させるどころか、栄養学的な問題が生じることがあります。ですので療法食は、獣医師の指導のもと使用することが重要で、原則的には動物病院で取り扱うものになります。

療法食が必要になるケースとは?

療法食には、アレルギー性疾患、慢性腎疾患、尿路結石症、糖尿病、慢性心疾患、慢性腸炎、慢性関節炎、肝不全、腫瘍、肥満症、歯石、さらには手術後の回復期用に調整されたものがあります。ですので、それぞれの病気を患った場合に、療法食を導入することができます。

療法食の特徴として、術後の回復期用の療法食以外は、基本的に「慢性的な」病気に対応しています。

慢性的な病気とは、根本的な治療方法が存在しない病気ですので、お薬だけに頼るとその副作用が問題になったり、長期に及ぶと薬が効かなくなったりします。

しかし、栄養学的なアプローチをとることで、お薬の量を減らしたりすることができるようになるのです。

療法食には、薬が入っているわけではなく、特定の原材料を使用したり、特定の栄養成分を調整したりしたものですので、正しく使用した場合には副作用はありません

例えば、アレルギー性皮膚炎の場合、かゆみを止めるには、やはり今でもステロイドに頼らざるを得ないことが多くあります。もちろんステロイドは、かゆみを抑えるだけで根本的に直すわけではありませんし、長期間使用すると様々な副作用が見られます。

それに対して療法食では、その犬のアレルギーの原因となる食材を取り除いたり、あるいは皮膚代謝の正常化に役立つビタミンEや亜鉛を強化したり、不飽和脂肪酸などを強化しています。

正しい管理の下で、療法食を食べれば、程度の差はありますが、ほとんどがステロイドの使用量を減らすことができますし、栄養的な問題が起こることもまずありません。

また、慢性腎疾患用の療法食は、タンパク質やリン、塩分を抑えることで、その病気の犬の寿命を延ばすことがわかっています。

このように、療法食は様々な慢性疾患の管理で導入することで、動物の生活の質を向上させたり、延命効果を望むことができるのです。

療法食使用時の注意点

療法食を取り入れることで得られるメリットは非常に大きい半面、療法食は使い方を誤ると、メリットどころか栄養学的な問題を引き起こしてしまいますので、注意が必要です。

ケース1:肝不全用の療法食

例えば肝不全用の療法食は、機能が落ちてしまった肝臓に負担をかけないよう、タンパク質などの栄養成分を制限した食事です(もちろん肝臓に良い成分を強化してもいます)。

しかし、肝臓の慢性的な病気の中には、肝臓機能が落ちていないものもたくさんあるのですが、「肝臓が悪い」というだけで、肝不全用の療法食を使い始める方がいます

この場合、肝臓の機能が落ちているわけではないため、タンパク質は制限するのではなく、逆に良質なものを一定量摂取する必要があるのです。ところが肝不全用の療法食ではタンパク質が制限されていますから、それを食べ続けるとタンパク不足に陥り、犬の状態をさらに悪化させてしまうのです。

ケース2:消化器用の療法食

また、消化器用の療法食には、同じようなネーミングでも、脂肪を抑えたタイプや繊維質を強化したタイプなど、全く別の病態に用いるものがあります。

しかし、飼い主の方の中には「療法食といっても、一種類だけしか食べられないのはかわいそう。いろんなものを食べさせたい」ということで、その似たようなネーミングの療法食を勝手に与えてしまうケースがあります

この場合、療法食としての効果は得られませんし、場合によっては病状を悪化させてしまう可能性もあります。

療法食を使うには、その使い方には細心の注意が必要です。特に獣医学的な知見に基づいて設計されている食事ですので、やはりその管理には、獣医師の指導に従うことが重要です。

QA:療法食の気になること

Q:ネットショップで療法食を購入しても良いですか?

ネットではなく、かかりつけの動物病院で購入されることをお勧めします

療法食の現状として、確かに動物病院以外でも、ネットやホームセンター、ペットショップで購入することは可能です。そしてそれらの店舗でも一応は療法食を管理している動物病院名や連絡先は明記されています。

しかし、療法食は獣医師と連携を取りながら使う必要があります。療法食は別名「処方食」とも言われ、療法食を直接処方した獣医師が責任を持って対応するべきです。

ですが、ネットやホームセンターの動物病院は、現実的にあなたの犬を診察しているわけでありません。果たしてそれで専門家として連携することができるでしょうか?やはり信頼のおけるかかりつけの獣医師に相談しながら使った方が安心ですよね。ですので、療法食はかかりつけの動物病院で購入されることをお勧めします。

Q:肥満気味でも療法食を処方してもらった方が良いですか?

犬では、適正体重を維持することで寿命が伸びることがわかっています。ですので、肥満”気味”でも、酷くなる前に減量に取り組みましょう。

ドッグフードで減量を試みる場合は、療法食を使うことをお勧めします。療法食の中には、減量用に設計されたものがあります。

これは、一般的な肥満用のドッグフードよりも、さらに減量に特化(肥満”予防”ではない)したもので、ただカロリーを抑えているだけでなく、より脂肪の燃焼に役立つ栄養組成になっていたり、減量でも必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどはしっかりと配合されていますので、安心して食べさせることができます。

減量する場合は、ただ療法食を食べさせるだけでなく、食事量や定期的な体型チェックなど、減量プログラムとして取り組むことができ、その効果はかなり高いです

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