鹿肉を使ったドッグフードってどんな商品があるの?
意外とドッグフードの原材料で多く使用されているのが鹿肉です。
健康志向やアレルギーへの配慮の考えが高まり、鹿肉ドッグフードを探している方も増えたため、様々なブランドが鹿肉メインのドッグフードを販売しています。
ただし、鹿肉のドッグフードといっても良し悪しや価格も様々なのでどんな商品を選んだらいいか迷ってしまうかと思います。
そこで今回は、鹿肉を原材料として使用しているドッグフードの選び方と、おすすめの商品をいくつか紹介していきたいと思います。
Contents
鹿肉を使用した良質なドッグフードの選び方
まずは鹿肉を含んでいる良質なドッグフードの選び方から説明していきます。
1.鹿肉の質に注意して選ぶ
鹿肉を含む良質なフードを選ぶためには、パッケージに記載してある原材料の項目は必ず確認しましょう。
原材料欄の最初に「鹿肉または生鹿肉」などの記載あれば、良質な鹿肉そのものを使用していると考えられるため、安心して愛犬に与えることができます。
逆に鹿肉粉などの記載の場合は、鹿肉の副産物(本来廃棄するような部位)を使用している可能性もあるため、あまりおすすめできません。
※但し、鹿肉粉と記載があっても、製造過程の都合でそのようにしている場合もあります。必ずしも副産物とは限りませんので、気になる場合はメーカーサイトでも確認をしてみるようにしてください。
2.鹿肉が多く含まれているドッグフードを選ぶ
原材料の最初に「鹿肉」と記載があれば主原料は鹿肉と考えるため、このように主原料が鹿肉となっているドッグフードを選びましょう。
また、もう1点確認したいのは鹿肉の含有量です。
良質の鹿肉をふんだんに使用しているフードであれば、それがドッグフードの特徴となりますので「鹿肉 含有量 ○%」としっかり割合が記載してあることもあります。
3.アレルギーが気になる場合は小麦不使用のドッグフードを選ぶ
愛犬のアレルギーを考慮して鹿肉メインのドッグフードを選択するのであれば、アレルゲンとなりやすい小麦グルテンが不使用の「グレインフリー」もしくは穀物不使用の「グレインフリー」であるドッグフードを選ぶことをおすすめします。
せっかく良質の鹿肉を与えても、別の原材料でアレルギーを起こしてしまっては意味がありません。不安な場合はできるだけ排除するようにしましょう。
4.過剰な添加物が使用されていないドッグフードを選ぶ
人工保存料などの添加物を過剰に使用していないドッグフードをおすすめします。
犬の食い付きや飼い主が見た時のおいしさを演出するための香料や着色料などの添加物を使用しているドッグフードは数多くありますが、基本的に犬にとっては不要です。
※良質なプレミアムドッグフードでは着色料や香料、人工保存料などの添加物を使用せずに製造されます。
鹿肉を原材料に使ったおすすめのドッグフード
鹿肉を原材料に多く含んだおすすめドッグフードのそれぞれの特徴を紹介していきます。
ファインペッツ
ファインペッツは食品安全の先進国であるオランダで製造されているドッグフードです。「一生を通じて安全で安心して食べられるフード」をコンセプトとして作られ、原料と製造にこだわりがあるブランドです。
ZEN
日本国内で捕獲された鹿肉を使用し、その他の原材料についても90%以上が国内産の物を使用しています。製造工場も、厳しく管理された日本国内の工場を使用しています。
野生の鹿肉を使用していることで、成長過程においてホルモン剤などを使用していることがありませんので、安心して愛犬に与えることのできるフードです。
アディクション
ニュージーランド産の鹿肉に、新鮮な野菜や果物を加えて製造しているフードです。
使用している鹿肉は、ステロイドやホルモン剤を一切使用せず、広大な牧草地で伸び伸びと育った物を使用しています。
また、犬の腸内環境を整える働きをするプロバイオティクスが配合されています。
ジウィピーク
ニュージーランドで放牧された鹿肉と、鹿由来の生レバーなどをバランスよく配合したフードです。
鹿肉を含むフードの中でもカロリーがかなり高く、少量で1日に必要なカロリーと栄養素を摂取することができます。
価格も高めの設定ですので、1回の食事量が少なめの小型犬などには最適といえるかもしれません。
鹿肉を原材料に使った代表的なドッグフードまとめ
その他にも、鹿肉を使用して製造しているフードを紹介しておきます。
ドッグフード名 | 1㎏あたりの価格 | 内容量 | 価格 |
---|---|---|---|
ファインペッツ | ¥2,262 | 1.5㎏ | ¥3,394 |
ZEN | ¥4,134 | 0.7㎏ | ¥2,894 |
アディクション | ¥2,520 | 1.8㎏ | ¥4,536 |
ジウィピーク | ¥11,742 | 0.454㎏ | ¥5,284 |
ドッグスタンス | ¥3,024 | 1.0㎏ | ¥3,024 |
キアオラ | ¥3,000 | 0.9kg | ¥2,700 |
ニュートロワイルドレシピ 鹿 | ¥1,731 | 2.0Kg | ¥3,462 |
クプレラ | ¥4,600 | 0.7㎏ | ¥3,220 |
go!SS LIDベニソン | ¥3,281 | 0.454㎏ | ¥1,490 |
エゾ鹿ブリタニア | ¥7,881 | 2.5㎏ | ¥11,500 |
イー・ディアー | ¥3,340 | 1.0㎏ | ¥3,340 |
鹿肉メインのドッグフードのメリットデメリット
鹿肉を使用したドッグフードを与えることのメリットやデメリットはどこにあるのか、その点を掘り下げていきましょう。
鹿肉ドッグフードのメリット
高タンパクで低カロリー
鹿肉はドッグフードの原材料となる他の肉に比べて、高タンパクでありながら低カロリーで大変ヘルシーな肉です。コレステロールや脂質も大変少ないので、運動量の落ちるシニア犬にも安心して与えることができます。
鉄分が豊富
鹿肉は赤身が多く鉄分が豊富に含まれています。子犬のうちから鉄分を多く含んだ物をしっかり与えておくのもおすすめです。
ビタミンが豊富
鹿肉にはビタミンも豊富に含まれています。ビタミンをしっかり摂取することで、粘膜や皮膚の健康的な状態を保つのに役立ちます。
良質なDHA
青魚に多く含まれていることで有名なDHAが鹿肉にも多く含まれています。DHAは鹿肉以外のお肉にはほとんど含まれていることはありません。ちなみにDHAを含んだシニア犬用のサプリが販売されているほどです。
鹿肉ドッグフードのデメリット
次に鹿肉を含むフードのデメリットを紹介していきます。
価格が割高になりがち
鹿肉を使用しているフードを、価格と合わせて紹介してきましたが、現在多く流通しているドッグフードと比べると全てが割高となっています。
原材料としてよく使用されている鶏肉や牛肉と比較すると、流通量は驚く程少ないです。野生の鹿となると捕獲可能な時期も限られています。
そのため鹿肉を原材料としているフードは、どうしても価格が高めになってしまいます。
店頭販売が少ない
原材料の流通が少ないため、当然製品数も少なくなります。そうなると、ホームセンターやペットショップでは少量しか入荷しないため、店頭でいつでも気軽に購入できるとは限りません。
インターネットのショッピングサイトを利用すれば購入は可能ですが、直接商品を手に取って確認したい方にとっては手が出しにくくなってしまうかもしれません。
鹿肉ドッグフードのまとめ
鹿肉を原材料として使用しているドッグフードの種類や、鹿肉を食べることのメリットを紹介してきました。
鹿肉を使用しているフードは、原材料である鹿肉自体が高価な物となってしまいますので、気軽に購入できる価格ではない場合もあります。
それでも、企業努力により出始めた当初よりは種類やブランドも増え少しずつ買い求めやすくなってきています。
鹿肉には、愛犬の健康維持に役立つ成分が多く含まれていますので、是非一度試してみてはいかがでしょうか?
但し、高価なフードだからといって必ずしも犬が気に入るかは分かりません。1つ食べて好まなかった場合でも、また違う種類の物を与えてみるなど色々と試してみてあげてください。