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愛犬に必要なドッグフードの栄養素

※本ページはプロモーションが含まれています。

今や人間と暮らす犬にとって欠かすことができないもの、その一つがドッグフードです。犬と人間では、必要な栄養量が異なりますので、人間と同じ感覚で食事をしていると、犬は栄養バランスを崩し、重い病気を発症してしまいます。

そのため、手軽に栄養バランスを保ちながら与えられるドッグフードは、非常に重宝されます。具体的にドッグフードはどのような栄養成分からできているのでしょうか。

愛犬に必要な栄養素

ドッグフードに含まれる栄養成分は基本的には人間の食べ物と同じで、いわゆる三大栄養素とか五大栄養素と呼ばれるものです。

三大栄養素とは、タンパク質、脂質、炭水化物のことで、簡単に言うとお肉、脂、でんぷん(糖質)になります。それにビタミン類とミネラル類を加えたものが五大栄養素で、人間や犬が生きて行く上で欠かせない栄養素と言われています。

ちなみに三大栄養素とビタミン、ミネラルの違いは、三大栄養素は「エネルギー源」になりますが、ビタミン、ミネラルからはエネルギーは作られない、その違いで分類されています。

タンパク質

タンパク質は、アミノ酸という化合物から構成される物質で、その役割は非常に多岐に渡ります。

もっともイメージできるものは、筋肉としての働きですが、それ以外にも皮膚や骨格などの構造体として、あるいは生体反応を司る酵素としての役割、抗体など免疫調整物質、ホルモンなど情報伝達物質、さまざまな物質を体のあちこちに運ぶ輸送体、そしてエネルギー源としてなど、本当にたくさんの役割を担っています。

また、各動物では、生きて行く上で食べ物から摂取する必要があるアミノ酸(必須アミノ酸)の種類や量が異なっているため、食事はそれぞれの動物に合わせたタンパク量(アミノ酸量)を満たす必要があります。

脂質

脂質は、さまざまな種類が存在しますが、犬の栄養という点では、コレステロールと中性脂肪が重要です。

脂質の働きは、エネルギー源、生体の構成成分、そして生体内の伝達物質あるいはその材料としての働きがあります。コレステロールはそれ自身が体の中で利用されていきますが、中性脂肪はさまざまな種類の脂肪酸に分解されます。

脂肪酸は実に多くの種類が存在し、それぞれが体の中で異なる働きをします。さらにアミノ酸同様、食事から摂取しなければならない脂肪酸(必須脂肪酸)の種類や量は、動物ごとに異なり、やはり動物ごとに適切な脂質の種類や量を設計しなければなりません。

また、ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンも脂質に含まれることがあります。

炭水化物

炭水化物は主に糖質やデンプンのことを指します。

糖質やデンプンは酵素によってさまざまな種類の糖に分解され、エネルギー源として利用されます。また、セルロースなどの食物繊維も炭水化物に含まれることがあります。

食物繊維は基本的には酵素では分解されず、肉食動物ではエネルギー源にはならないと考えられていましたが、現在では、草食動物と同様に腸内細菌によって分解、利用されエネルギー源にもなっていることがわかっています。ただし、犬の場合、食物繊維からどれくらいのエネルギーが作られているかはわかっていません。

ビタミン類・ミネラル類

ビタミン類は、エネルギー源にはほとんどなりませんが、生きていく上で欠かせない成分で、酵素の働きやホルモン合成を補助したりします。やはり他の栄養素と同様、動物種によって必要な種類や量が異なっています。また、ミネラル類も同様で、やはり食事から摂取する必要があるミネラル類が動物ごとに異なっています。

特にドッグフードが栄養学的に改善される以前は、ビタミン類、ミネラル類の過不足による病気が非常に多く見られていました。

ドッグフードと栄養素の関係

ドッグフードは主にこれら五大栄養素をバランスよく含んだ食べ物です。特にドッグフードで重要なのは、それぞれの栄養素が、人間と犬では異なるため、犬独自のバランスを設計して作る必要があります。

ドッグフードに施されている工夫

ドッグフードはたくさんの原材料を組み合わせて製造しています。さらに、お肉ならタンパク質と脂質、ミネラル類を含むように、一つの原材料に複数の栄養素が含まれるため、ドッグフードの栄養バランスを整えるための、原材料の調整は非常に難しいのです。

単一の栄養成分を添加で調整

そのため、ドッグフードの中には、化学的に処理されて分離したデンプン、あるいは化学的に合成されたビタミンなど、単一の栄養成分を添加することで調整しているものもあります。

熱処理後に添加

さらにはドッグフードのほとんどは製造過程で熱処理されるため、水溶性ビタミンなど熱で破壊されてしまうものは、熱処理後に添加する必要があります。

熱処理する理由の一つは、ドッグフードに混入する有害微生物を処理することですので、そのあとに添加するものは、微生物が含まれていないものである必要があります。

そのため、添加されるビタミンなどを、天然の食品で加えることは難しく、化学的に処理されたものになります(天然”由来”のビタミン剤も、あくまで由来であって、化学的に処理されています)。

ドッグフードの栄養課題

原材料が新鮮で高品質であれば、犬の栄養バランスに必要な設計がなされることで、とても安心できるドッグフードを作ることができます。しかし、現実には、まだまだ犬の健康を維持するにはドッグフードにも課題はたくさんあります。

相互作用

例えば、さまざまな原材料が全て混ぜ合わされると、それぞれの原材料の成分が、相互作用を及ぼさないのか、あるいは熱にかけられることで相互反応を起こさないのか、そういったところはまだまだわかっていません。

人間の食べ物でも、材料の栄養成分の吸収を阻害してしまう「食べ合わせ」があるように、犬でも同様なものが存在すると思われますが、実際のところは分かっていません。

腸内細菌

栄養摂取において、腸内細菌が非常に大切な役割を担っているのは間違いないのですが、具体的な機能についてもほとんど分かっていません。

最近のドッグフードには、腸内細菌をケアするためのプロバイオティクス、プレバイオティクスを取り入れているフードもありますが、本来の食事に対してどれくらいカバーできているかはわかりません。

食事が原因の病気

犬の病気でよく見られる「がん」や「アレルギー」は、食事が大きなリスクになると考えられていますので、これらの病気がまだまだ多いというのは、やはりまだまだドッグフードに改善の余地があるということが言えると思います。

体調で健康をチェックしよう

どれだけ良質のドッグフードを使っていても、それがあなたのワンちゃんにとって良いものかどうかは、実際に毛艶やウンチの状態などを確認しながらあげる必要があります。

まとめ

このように、ドッグフードは実に様々な栄養素を犬独自で設計して作られています。

例えばこれを手作りで賄っていくには、相当の知識と労力が必要です。もちろん手作りフードには完全無添加、消化性抜群といったメリットもあります。

しかし、実際に私の病院でも、自己流で手作り食を与えている方がいらっしゃるのですが、正直なところ、その犬の毛艶が悪かったり、肥満ややせすぎなどが見られることも多く、明らかな栄養状態の異常を認めています。つまり、やはり何でもかんでも手作りが安心、とは言えないのが現状です。

今のドッグフードは、しっかりと良質のドッグフードを選んであげられれば、まず栄養バランスが崩れることはないと思いますし、生活の質はしっかりと保つことができます。

正しい知識とあなたの生活環境を踏まえ、最適な食事を選んでいただくためにも、本記事がお役に立てば幸いです。

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Myドッグフード管理人のmopです。 Myドッグフードは獣医師さん、ペットフードアドバイザー、愛犬家と作る「愛犬のご飯」をテーマにした情報サイトです。 愛犬家でもある管理人が展示会やペットショップで仕入れた最新情報やドッグフード毎の悪評や口コミを紹介します。他にも色んな犬種の飼い主さんにインタビューさせて頂いたりもしています。

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