犬好き必見!殺処分を減らす動物愛護団体の働きと私たちに出来ること
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昨今犬はペットというよりも、大切な家族の一員と考える方が増えて、休日のレジャーや宿泊を伴う旅行にも同行させている方が増えています。
しかし一方では、様々な事情で飼い主から見放されたことにより、殺処分されている犬がいるという現実をご存知でしょうか?
事情の多くは私たち人間の勝手な都合であり、そんな飼い主から見放された犬たちを殺処分から救おうと、非営利団体として自主的に犬を引き取り保護する活動をする「保護団体」が全国には多数存在しています。
そこで、この保護団体は一体どのような団体で、どのような活動を行っているのかを紹介していきます。
年間8千頭の犬が殺処分されている現実
まずは犬の殺処分の現状を紹介します。
様々な団体の活動により減少傾向ではありますが、ショッキングな現状があります。
飼育放棄される犬たちがいる現実
ここ数年で「犬や猫の殺処分ゼロ」という言葉が世間でも浸透しつつありますが、今でも保健所にはたくさんの犬が持ち込まれたり、何らかの事情で保護されて収容されたりする犬がいます。
飼育放棄される理由の一例
・無駄に吠えてばかりいてうるさいから飼いたくないから
・家族や他人に噛み付いてしまって飼い続けられないから
・子犬を衝動買いをしたが大きくなったので世話が続けられないから
・老犬になって介護が必要になったが面倒がみられないから
・犬が病気になってしまって治療費が高くて払えないから
・引越し先の物件がペット禁止なので犬は飼えないから
・赤ちゃんが産まれるので犬の面倒までみられないから
これらは、犬を保健所に持ちこんだ人が、実際に職員に申し出た理由の一例です。信じられないかもしれませんが、全て事実です。
それ以外では、野良犬や迷子になった犬が職員の手によって捕獲され、収容される場合もあります。そもそも野良犬の一部も、元々は人に飼われていたが、飼いきれずに捨てられ野良犬となったと考えられます。
いずれにしろ、飼い主の飼育放棄がこのような犬たちを生み出しています。
保健所ってどんな施設?
保健所と聞くと「食中毒の時に関係してくる施設では?」と思う方も多いのではないでしょうか。
もちろん食中毒や私たち人間の保健関係を担う施設でもありますが、動物関係の業務も保健所が担当しています。
・近所で飼育されている動物に関する相談や苦情窓口
・飼育中の犬の登録業務や鑑札の発行
などは保健所が行います。
現在では市町村によって多少呼び方の違いはありますが、保健所のなかでも動物を収容する施設を「動物愛護センター」と呼び名を変える施設も増えています。
数年前までは、保健所に持ち込まれた犬たちは、ほぼ全てが殺処分の対象となっていましたが、動物愛護法の改定や殺処分に異議を唱える人たちの声により、保護された犬を譲渡する働きが活発となり、それに伴って名称が変わっていきました。
殺処分される犬の数
環境省が公表している、平成29年度の保健所による犬の収容数を紹介します。
・飼い主からの持ち込み:4,115頭
・所有者不明による保護:34,396頭
参照元:環境省自然環境局
平成24年度に改正された動物愛護法により、保健所は持ち込まれる犬の引き取りを、正当な理由がない限り拒否をすることができるようになりました。
その結果、飼い主の手によって保健所へ持ち込まれる犬の数は急激に減りましたが、自宅から離れた場所へ置き去りにする人や、保護団体施設の前に置いていく人が増えたとされています。
収容された犬のその後についても環境省より数値が公表されています。
・返還頭数:12,286頭
・譲渡頭数:17,669頭
・殺処分頭数:8,362頭
参照元:環境省自然環境局
この数字をみると、平均で1日におよそ20頭の犬が殺処分をされたということになります。
ただし、ここ10年間における殺処分頭数を見ると、約3分の1程度には殺処分される犬の頭数は減っています。これは飼育する側の意識向上というよりも、保護団体による活動の影響が大きいと言えるでしょう。
年度 | 収容数 | 返還・譲渡数 | 殺処分数 |
---|---|---|---|
2008年 | 113,438 | 32,744 | 82,464 |
2011年 | 77,805 | 34,282 | 43,606 |
2014年 | 53,173 | 31,625 | 21,593 |
2017年 | 38,511 | 29,955 | 8,362 |
保護団体はどのような活動をしているのかを次に紹介します。
保護団体が担う役割や働き
1.保健所から犬を引き取る
保護団体が保健所に収容された犬を引き取る手順のイメージを紹介します。
・保健所(動物愛護センター)に犬が収容されると保護団体へ連絡が入る
・原則的に収容期間に期限が設けらるため、保護団体は迅速に保健所へ出向く
・犬の状態や収容された状況を確認し、引き取りが可能な場合には引き取りを行う
(なかには定期的に保健所を訪問して収容されている状況を確認する保護団体もある)
保護団体が保健所から犬を引き取る場合、ただ保管場所を保護団体に移動するということではなく、正式に譲渡の手続きを取ります。
つまり、引き取った犬は保護団体が責任を持って飼育するということになり、もしも新しい家族としての譲渡先を見付けてあげることができなかった場合には、保護団体が責任を持って終生飼育を行います。
ただし、保護団体の持つ飼育スペースにも限りがあります。そのため、全ての犬を引き取ることは物理的にできません。
保健所に収容された犬には命のカウントダウンがある
保健所に収容された犬は、そこに収容された時から命のカウントダウンが始まると言われています。
収容された犬が殺処分されるまでの期限は、各自治体の規定によって違いはあるのですが、早ければ1週間から10日程度で殺処分が行われてしまう場合があります。
そのため保護団体では、保健所から連絡があれば常にできる限り速やかな対応を心掛けています。
昨今では、殺処分ゼロの運動が活発となり、スペースや飼育する職員の人員が足りているような保健所では、なるべく長期に渡り飼育を続けながら譲渡会などに参加をさせるケースもあります。
ただ、残念ながらそれは全てではありません。
2.保護団体が引き取った犬の飼育とケア
保護団体に引き取られた犬は、保健所で健康チェックを既に行っている犬を除いて、基本的には獣医師による健康診断を行います。
万が一何かの病気に感染していた場合には、他の犬たちに感染しないように隔離が必要なことと、疾患がないのかをまずはしっかりと確認をする必要があるからです。
健康チェックによって毎日の給餌内容や飼育状況を決めるだけでなく、譲渡先を見付けるための情報としても役に立ちます。
健康チェックを行った後の犬の生活
健康チェックの済んだ犬たちは、基本的には一般家庭で飼育しているのと同じように、散歩に行き、ご飯を食べ、時にはボランティアの方と触れ合いながら生活をしていきます。
ただし、虐待を受けていた恐れのある犬や多頭飼育現場から保護された犬は、人に対して警戒心を強く持っていたり、心を閉ざしていたりする犬もいます。
このような場合には、まずは犬の心のケアを最優先とし、それぞれに合った方法でゆっくりと対応をしていきます。
新しい家族を見付けるための譲渡会に参加させるためにも、人に対して噛み付く行為をしない、お散歩時にきちんと歩くことができるなど、心のケアと並行して最低限の行動を教えていきます。
3.活動維持のための募金活動
犬を継続的に飼育していくには、毎日の餌代や消耗品費、治療が必要な場合には医療費もかかります。
各自治体によっては、一定の活動を行い然るべき場所へきちんと報告をあげていると、公的な補助金が支給される制度もありますが、実際は補助金だけでは犬を飼育していく資金としては足りません。
実際に保護活動を続けている団体の多くが、常に運営資金の不足に悩まされていると言われています。
そこで、大型ショッピングモールや駅前広場などで、定期的に活動内容を写真パネルなどにして掲示し、活動内容を多くの人に知ってもらい運営資金のための募金活動を行っています。
募金活動で集まった善意のお金は、次のような用途に使用されます。
募金活動で集まったお金の用途
・食事代(ドッグフード・療養食など)
・医療費(避妊去勢手術・ワクチンなど)
・消耗品費(清掃用品・シーツなど)
・マイクロチップ挿入費
・譲渡会開催費用(会場賃借料など)
・設備費(ケージ・保護施設修繕費など)
・その他雑費(ガソリン代・文具など)
4.啓蒙のためのイベント開催
募金活動と並行して行っている活動として、殺処分される犬がいるという現実を知ってもらうため、自分たちの活動を広く知ってもらうために、様々な場所でイベントを開始しています。
時には小中学校からの依頼にて、保護活動に関する講演会を行うこともあります。
イベント開催時には活動内容を紹介するだけでなく、犬の正しい飼育の方法やしつけ方法、犬と暮らしていくなかでの悩み相談会などを開催することもあります。
5.保護犬の譲渡会の運営
保護団体の一番の目的は、保健所から引き取ってきた犬が今度こそ生涯幸せに暮らせるように、新しい家族を探してあげることです。
そのためにも、出会いの場である譲渡会を開催しています。譲渡会は保護団体が単独で行う場合もありますし、保健所と協力して合同で行う場合もあります。
譲渡会を行う際にも、先に紹介した募金活動やしつけ教室などのイベントを同時に開催することもあります。
保護団体スタッフの役割や活動内容
保護団体の活動には、多くの役割の人が関わっています。
・保健所へ犬を引き取りに行く役割の人
・引き取った犬のケアをする役割の人
・毎日の散歩や給餌を行う役割の人
・犬舎や周辺の掃除を行う役割の人
・殺処分ゼロに向けて啓蒙活動を行う役割の人
・譲渡会の準備や実行を行う役割の人
これ以外にも、多くの犬を抱える保護団体では日々やるべきことはたくさんあります。
実は、保護団体で活動をしている人のなかで、専従スタッフとして日々活動している人はほんの数人で、それ以外は全てボランティアである場合が多いです。
なかには専従スタッフは代表や責任者を兼ねた1~2人で、それ以外は全てボランティアの呼びかけで集まってくれた方々である保護団体も少なくありません。
保護団体の活動内容に賛同し無償で活動をしてくれるボランティアに支えられて保護団体は活動を行い、その結果多くの犬が救われています。
保護団体のためにあなたが出来ること
保護団体では、活動に賛同して協力をしてくれるボランティアや支援を常に求めています。
保護団体にはボランティアや支援が必須
保護団体の行っている活動を紹介してきましたが、これらの活動を行っていくには多くの人の協力が必要となってきます。
協力には、保護団体スタッフと共に活動のサポートしてくれるボランティアと、物品や寄付金による支援の2種類があります。
1.ボランティアによる支援
ボランティアの主な活動は犬たちの日々の世話です。散歩・給餌・シャンプー・掃除など、複数の犬を適切な環境で飼育していくには、多くの人の手が必要です。
ボランティアは自分の可能な範囲で、週に1日数時間のみでも大丈夫です。
2.物品や寄付金による支援
ボランティア以外の協力方法は、保護団体が必要としている物品の支援や寄付です。
物品による支援
それぞれの保護団体のホームページを見ると、現在求めているドッグフードの銘柄や、それ以外に必要としている品が記載されていることがあります。
保護している犬の年齢や頭数によって求めるものは違ってきます。シニア犬が多ければシニア犬用のドッグフードやおむつなどが不足していることもありますし、アレルギーや持病を持つ犬がいれば、専用の療養食が不足していることもあります。
その時々で必要としているものが変わることがあるので、支援を考えた際に確認してみるのが良いでしょう。
寄付金による支援
また、物品ではなく寄付金としてお金を支援する方法もあります。寄付金は、不足している物品の購入や、医療費などにあてられます。
「ボランティア」や「物品や寄付金」による支援方法
ボランティアの参加方法
保護団体の活動にボランティアとして参加しようと思った場合には、まずはインターネットなどで近隣の保護団体を探してみましょう。
ほとんどの団体が、常にボランティアの参加お願いを呼びかけています。ボランティアとして参加できる時間が短くても、経験がなくても問題ありません。
参加してくれた方ができる範囲のことを、無理なくできるようにスタッフが配慮してくれます。
ホームページには連絡先が明記されていますので、まずは一度連絡してみるのがおすすめです。特にイベント開催や募金活動は多くの人の手助けが必要となりますので、一度気軽に参加してみてはいかがでしょう。
物品や寄付金による支援方法
物品での支援や寄付金の送付方法についても、ホームページに記載があります。
Amazonの欲しい物リストを活用している団体が多く、これはAmazon欲しい物リストと書いてあるリンクをクリックすると、Amazonのページへ飛ぶようになっています。
Amazonの欲しい物リストとは?
現時点で求めている物品がリスト化されており、リスト内の商品を購入すると自動的に保護団体へ購入品が配送される仕組みとなっています。
寄付金についても、振りこみ先や振りこみ方法が記載されていますので、寄付金を送付する場合には内容をよく確認して行うようにしましょう。
信頼できる保護団体を探す方法
全ての保護団体が信頼できるのでしょうか?
保護団体への支援をしてみたいと考えても、全ての団体が信用できるものなのか不安に思い、ボランティアでの参加や支援に対して躊躇してしまう人もなかにはいるのではないでしょうか?
そこで、当サイトが独自に「どんな団体には寄付をしたくないと思いますか?」というアンケートを実施しましたので、その回答をいくつか紹介します。
・寄付金の使い道を不透明なままにしている団体(わこさん)
・動物のためではないところにお金を使っている団体(さくらさん)
・何をしているかわからない、実績がわからない団体(カッキさん)
・寄付目的で活動し動物たちを適切に飼育や譲渡していない団体(ツンさん)
・人を勧誘したり強制したりする団体(ハナハナさん)
・保護しても粗悪な環境で放置している団体(りんごさん)
アンケート回答で最も多かったのが、寄付金の使い道が分からない団体には寄付をしたくないというものでした。
現在存在している多くの保護団体のなかには、残念ながら保護活動は十分に行わず、募金活動や寄付金集めにばかり力を入れている団体が実際にあります。
アンケート回答にあったように、寄付金や募金で集まったお金をどのように使用したのかを、明確に示している様子のない団体への寄付はその団体についてリサーチを重ねてからでも遅くありません。
街頭での募金活動を行っている際でも、活動内容については深く触れずに「少額でも構いません」と募金を強要してくるような団体への寄付も控えたほうがいいかもしれません。
信頼できるのはどんな保護団体?
では、信頼できる保護団体はどのようなものなのでしょうか?
「どんな団体に寄付したいと思いますか?」というアンケート結果を紹介します。
・動物保護に力を入れていることがわかる団体(おんぶさん)
・収支報告をきちんとしている団体(kanariさん)
・動物を保護した後の経過も見せてくれている団体(Natsuさん)
・行政と協力し適切な活動を行なっている団体(ツンさん)
・自然災害などで困っている人たちを助ける団体(かまちーさん)
・実績がきちんとあり、活動が見える団体(しましまさん)
アンケートの回答で多かったのは、活動内容が分かりやすい団体であることや、収支報告が明確である団体というものでした。
確かに、適切に活動を行っている団体は、情報の提示を求めなくても、ホームページ上などで活動報告や収支報告を明確に行っています。
これらを踏まえたうえで、信頼できる保護団体はどのようなものなのかをまとめました。
信頼できる保護団体の特徴
・寄付金や支援金の使い道を明確にしている団体
・年間の収支報告をきちんと行い誰でも確認できる団体
・年間予定や譲渡会スケジュールなどが事前に告知されている団体
・実際に行った活動の報告を明確にしている団体
(譲渡会などは事前準備がかなり必要ですので、1年単位や半年単位で予定が決まっていることが多いです)
積極的に活動を行っている団体は、活動の内容を分かりやすく伝え、多くの人に知ってもらいたいと考えていますので、活動報告も写真が多く使われていたり、実際に譲渡された頭数なども具体的に掲載したりしています。
当サイトで調査した信頼できる保護団体リスト
コメントを頂いた保護団体一覧
NPO法人 paw pads
活動内容の紹介
様々な事情により飼育放棄された犬や猫に、今度こそ終生に渡り大切に飼育してくれる新しい家族を見付ける活動をされています。
悲しい運命を背負う犬や猫を減らすために、適切な飼育指導や飼い方のマナー向上なども行っています。サティ茅ヶ崎店で毎月11日に行われている、黄色いレシートキャンペーンにも参加しています。
運営者さまからのコメント
当会は地域の動物保護センターに収容されている犬猫の引き出しをメインにしています。
高齢で捨てられたり、疾患を抱えていても治療もされずにネグレクトにあっていた犬や猫も数多くいます。そのような犬や猫はケアに時間が掛かります。また、新しいご縁に恵まれる機会もごく限られているのが実状ですが、出来る限り引き出し、地道に前向きに活動を続けていきたいと思います。
NPO法人 その小さな「いのち」守りたいプロジェクト
活動内容の紹介
保健所より犬や猫を引き取り、新しい家族の一員として里親になってくれる方を探す活動をされています。啓蒙活動の一環として、犬や猫の現状を広く伝えることができるように、パネル展示やふれあい訪問なども行っています。
運営者さまからのコメント
~知って下さい 僕たちのこと~
この言葉は 飼い主に見捨てられた犬や猫、営利優先の無理な繁殖や虐待、多頭飼育崩壊現場に残された犬猫たち、そして家族との出会いを待っている保護犬猫たちの心の声です。
まだまだ知られていない保護犬猫を取り巻く現状を知ってほしい。私たちボランティアが彼等の代わりに伝えていく。そんな思いでこの 「~知って下さい 僕たちのこと~」を一番に掲げ、保護犬猫の里親探しの譲渡活動や動物愛護の啓蒙活動を行なっています(犬の保護譲渡を主としています)。
静岡市に拠点を置き、平成28年活動をスタートし現在の活動人数は15名ほど。
シェルターは現在持たず保健所などから保護した犬猫は預かりボランティアが自宅で世話をしながら譲渡会にそれぞれ保護犬猫を参加させて、里親さんが決まるまで責任を持って飼育しています。
譲渡会は公共施設やイベント会場などをお借りして開催。保護犬とのふれあいだけでなく、保護犬猫への理解を深めて頂くための愛護パネルや写真展示等も行っています。
保護犬猫たちの未来の笑顔のために、これからもいのちを繋いでいくこの活動を出来る限り続けていきたいと思っています。
一般社団法人 はーとinはーとZR
活動内容の紹介
行き場をなくしてしまった動物たちに、新しい家族を探してあげる譲渡会開催だけでなく、啓蒙活動やチャリティーバザーなども積極的に開催されている団体です。
これまでに卒業していった動物たちの、里帰りイベントなども開催されています。
運営者さまからのコメント
手を差し伸べてあげられたら救える命があれば、生きている以上幸せになる権利が動物達にもあると、保健所、ブリーダー、一般家庭などからの保護をしています。
保護の後はメディカルチェックから避妊去勢手術までの医療措置を行います。また、里親様に繋がりやすいように、トイレや散歩のトレーニングに加えて、性格や癖を知り里親希望者にお伝えしています。
さらに、人と動物の幸せな共生のために、里親希望者のライフスタイルや迎えたい理由などお話を聞いています。そのうえで、譲渡会で里親希望者の家族と犬猫の様子などの相性も考えてマッチングさせています。
そのため、迎えた里親様も迎えられた犬猫も両方が幸せになれるように希望の犬種以外をお勧めすることもあります。
1ヵ月に2回、下北沢と青山で譲渡会を開催や単発イベントなどに参加して譲渡会を開催しています。多くの方の目に止まって良いご縁に繋げたいと思うのと同時に、沢山の方に保護犬や保護猫を迎える選択をして頂きたいと考えて、啓蒙活動も行っています。
運営者は預かった子を自分の家の子と同じように愛情を注ぎます。そのことから、里親選びも真剣に取り組んでいます。
飼育環境の確認のためにお届けさせて頂き、譲渡後も短くても半年間は定期的にご報告を頂き、相談に乗るなどのアフターフォローもしています。さらに、里親様同士の繋がりも大切に考えているため、Facebookでの里親様のグループの設定、年1回の里親会の開催、セミナー開催などで里親様同士の交流の場も設けています。
ボイスオブアニマルズ
活動内容の紹介
毎月2回の譲渡会を行うだけでなく、不幸な思いをする犬や猫がこれ以上増えないために、避妊去勢手術を広めていく啓蒙活動も行っている団体です。
活動費用の一部にするために、宇部市常盤公園で行われているフリーマーケットへの参加もされています。
運営者さまからのコメント
「ボイス オブ アニマルズ」は山口県宇部市と山陽小野田市を中心に活動している、小さな非営利活動団体です。
ボランティア一同、言葉なき動物たちの声に耳を傾け、『せっかく生まれてきたのだものね、生きていたいよね』をスローガンに、放棄された犬猫を一匹でも多くあたたかい家庭へ送り届けるお手伝いをしています。
NPO法人 キドックス
活動内容の紹介
犬を保護して里親を探すという活動以外にも、保護した犬が幸せになれるようにと、「保護犬と幸せにするカフェ」をコンセプトに、保護犬と出会えるカフェを運営されています。
また、不登校や引きこもりなどの悩みを抱える青少年の支援も行っている団体です。
運営者さまからのコメント
茨城県土浦市にシェルターを構え、捨てられた犬たちの日々のお世話や健康管理、家庭犬トレーニングを引きこもりなどの自立を目指す若者たちが行うというドッグプログラムを行っています。
保護犬一頭一頭がその子らしく人間社会で生きれるように、若者一人一人が自分らしい人生を切り開いていけるように、犬と人双方の出発の場として活動を行っています。
2018年4月には茨城県つくば市に「キドックスカフェ」という保護犬と出会えるカフェをオープンし、保護犬たちの出会いの場を広げると共に、保護犬たちを取り巻く環境や命について考えるキッカケになるよう啓蒙活動にも力を入れています。
北九州ノアハウス
活動内容の紹介
民家を借り、多くの犬や猫を保護されている団体です。TNR活動などもされています。不幸な環境にいる犬や猫が居なくなり、保護している子たちが幸せになれるように日々活動されています。
運営者さまからのコメント
皆様こんにちは。北九州ノアハウスと申します。私どもは人と動物が優しく共存できる社会をめざし活動をはじめて約30年になります。
虐待されたり、放置されたり、事故に遭ったりなど環境に恵まれず、様々な事情を抱えながらノアハウスにたどりついた犬猫さんたち。高齢や病気の子も多くなかなか里親様とのご縁も難しいのが実情です。
大きなことは出来ませんがこどもたちが穏やかに安心して過ごしていけるような環境づくりをしながら日々お世話をしております
また、地域のTNRにも力をいれております。
人も動物も命の尊さは同じです。世の中から不幸な犬猫さんたちが居なくなることを心から願いながら日々コツコツとですが頑張ってまいります。
NPO法人 ピース・アニマルズ・ホーム
活動内容の紹介
人と動物が共に幸せに暮らしていけることを目標とされている団体様です。
犬や猫の保護活動だけでなく、動物愛護に関する啓発イベントなども開催されています。
運営者さまからのコメント
富山県認可の動物愛護団体、NPO法人ピース・アニマルズ・ホームです。保護施設を併設し、一時預り、譲渡、終生預り、獣医師指導に基づくケア介護等を行い様々な相談にも柔軟に対応しています。
人と動物の健全な共生を願い、それぞれが尊重された生を全うできる社会を築くことを目的として活動しています。
アニマルピース宮城
活動内容の紹介
捨てられてしまった犬や猫を助けたいという想いで、活動を続けている団体です。現在の保護動物は猫が中心で、新しい飼い主様を探すためのイベントを定期的に行っています。保護猫譲渡では断られがちな高齢の方のご相談も受け付けていらっしゃいます。
運営者さまからのコメント
アニマルピースは平成18年12月に代表の菅原が個人で立ち上げた動物愛護団体で、犬猫の保護や飼育、家族募集活動などは、代表と協力者全員、全てボランティアで行われています。
目的を推進するために犬猫の適切な飼育と繁殖管理により望まない命を生ませないよう不妊手術の重要性を理解してもらう為の啓蒙活動も行っています。
犬猫の殺処分数を減らすために、保健所などに収容された犬猫を引き取っておりますが、猫の収容数が多く、収容中に息絶える小さな子猫もおり、現在(令和元年5月)は、主に猫の引取りを行っております。
平成30年度4月から3月までの引取り頭数は、子猫・成猫・成犬合わせて141頭です。保護した中には一般家庭で飼育困難な十数頭がいますが、ストレスの無いよう最期のときまで愛情を掛けて、お世話をしています。
一般の相談者には、無責任な方の引き取り依頼も多く、自己都合を主張しコミュニケーションの取り難い方や、心無い方とのトラブルも多いため一般者からの引取りはしていません。
【新しい飼い主を探す活動】
毎月 第二/第四 日曜日に開催
開催時間:13時~16時
会場:ダイシン泉店(松森)仙台市泉区松森蒲田86(※駐車場内)
保護した犬猫は、病院で検査をして病気があれば薬を飲ませ、通院も必要です。そのすべては個人の善意による寄付と自己負担です。
2014年度から担当している宮城県動物愛護推進委員として、命の大切さを伝えるとともに、人と動物が幸せに共存できる不幸な動物がいない社会実現のために今後も取組んで参ります。
まとめ
犬の殺処分を減らすための活動をしている、動物保護団体について紹介してきました。1人の助けは小さなものであっても、それを多くの人が行えば大きな助けとなります。
犬の殺処分をなくす活動について少しでも興味を持った方は、ボランティアへの参加や支援など、できることから初めてみてはいかがでしょうか。